マルチスレッド
概要
OpenSiv3D for Web では、emscripten の pthread サポートを使ったマルチスレッド対応版を試験的に提供しています。
通常版の代わりにマルチスレッド対応版を使用する事で、AsyncTask
などの通常版では使えない非同期処理の機能を使用することができるようになります。
OpenSiv3D for Web でビルドした WebGL アプリでマルチスレッドを使うためには、アセットを配信するサーバ側の設定が必要です。 以下のリンクを参考にして、サーバ側の設定を行なってください。 なお、以下の内容に関しては、OpenSiv3D for Web のサポート外となります。
Visual Studio
OpenSiv3D for Web マルチスレッド対応版のダウンロード
GitHub Releases から、OpenSiv3D-Installer-wasm-mt.exe
をダウンロードし、実行します。
ビルドオプションの追加
Visual Studio で開いたプロジェクト上で、プロジェクトオプションを開き、コンパイラオプションとリンカオプションに -pthread
を追加します。
Visual Studio Code
OpenSiv3D for Web マルチスレッド対応版のダウンロード
GitHub Releases から、OpenSiv3D-wasm-mt.tgz
をダウンロードし、適切なフォルダに展開します。
展開して出てきたフォルダ Package
以下のフォルダ全てを、フォルダ OpenSiv3D
にコピーして上書きします。
ビルドオプションの追加
.vscode/Compile.rsp
, .vscode/Link.rsp
の両方に -pthread
を追加します。